はじめて広島を訪れました。そのため、駅の近くのホテルがいいでしょうということで予約したのが、この「シェラトングランドホテル広島」です。
正直、エキナカの飲食店は1,混んでいる 2、値段が高め 3.同じようなお店が多いというイメージを持っていたのですが、「ekie」には広島で有名なお好み焼きやさんが何軒も入っているため、広島に不慣れな自分にとっては好都合でした。
やはり、広島と言えば「広島焼き」のお好み焼きを食べたいものです。
広島駅新幹線出口(北口)から、目の前にそびえるビルにホテルがあります。
ホテルの2階エントランスに通じている屋根付きのペデストリアンデッキ(高架型通路)があり、雨が降っても濡れることなく徒歩1分という近さ。
ひと悶着があったチェックイン
2階のエントランスから入り、エレベーターに乗り込み、レセプションがあるロビー階(L階【6F】)を目指します。
このホテルは2023年1月に予約をしたのですが(宿泊は3月)、1月は旅行支援が延長されるか微妙な時期でしたので、私はホテルに電話で3月予約だけど、旅行支援はどうなるかを問い合わせたところ、「延長になれば、予約は自動的に対応となります」という説明を受けたつもりでした。
しかし、チェックインをしてみると、まさかの旅行支援に関する「ひと悶着」が待っていました。
ホテル側は、「旅行支援の対象プランで予約されていませんし、当ホテルではすでに旅行支援の上限額に達してしまい、ご対応できません」という悲しいお知らせ。
ホテル側にしてみれば、支援の上限額に達してしまっているのが一番の問題のようで、ここは自ら、「大人の対応」で、一般的なプランでの宿泊を受け入れました。
ホテルが混んでいるようで、アサインされた部屋はクラブフロアではなく、スタンダードタイプのデラックスツイン(これも残念)。
このような経緯で、チェックインを済ませて、17階のデラックスツインのフロアへ向かいます。
かなりトーンダウンしたスタートですが、気分を変えるためにクラブラウンジへ行き、気持ちを和らぐことができました。
宿泊はスタンダード、クラブラウンジ活用で気分一新!
気分を変えるために、部屋に荷物を置いてクラブラウンジの20階へ出陣!!
20階のエレベータホールから、すぐの場所にクラブラウンジはあります。
クラブラウンジを利用できるのは、シェラトンクラブフロア(20階・21階)の宿泊者とマリオットボンヴォイエリートメンバー(プラチナ・チタン・アンバサダー)になっています。
時間的にも、ラウンジは混んでいるだろうなと思いながら、着いてみたら意外や意外、全然混んでいませんでした。
ラウンジ利用者は、数人の外国人だけでした。おそらく外国人はファミリーで、スイート宿泊が多いことから、他の利用者が部屋のアップグレードされにくくなっているという特徴があるのかもしれません。
そのうえ、ラウンジを利用できるクラブフロアの値段設定が高めなのも、混雑していない理由なのかもしれません。
入り口には、レセプションカウンターがあり、新聞や雑誌が置かれています。
向かって右側の奥には、大きいテーブルがあるミーティングルームのような個室(1日2時間無料で利用可)、レセプションの裏には、パソコンコーナーが設けられていました。
気分が一新できるのは、この景色の眺めの良さも、きっとあるでしょう。
クラブラウンジでは、10:30~17:00が、ティータイム。
その後の17:00~20:00までが、ハッピーアワーで、20:00~22:00まで、また、ティータイムとなっていました。
ティータイムのスイーツは、結構充実していましたのでご紹介していきます。
シナモンロール、クロワッサン、チョコチップやクランベリーのスコーンがありますので、ちょっとしたアフタヌーンティー気分を味わえます。
飲みものは、ネスプレッソのコーヒー、紅茶はTWG、ソフトドリンクも種類豊富で、それぞれ飲み放題です。
ケーキ類もガトーショコラに、ピスタチオケーキ、スノーボールやクッキーなどの、用意もされていました。
ハッピーアワーになると、チーズやチリビーンズ、海藻と海鮮のサラダ、コールドミートに野菜のピクルス。
ホットミールは、豆乳の茶碗蒸し、広島名産の練り物「がんす」。
ほうれん草とコーンのバター炒め、グラタンや海老の水餃子などが登場しました。
このあと、広島名産の夕食を満喫しに行くので、ラウンジではあくまで、つまむ程度の量にしておきました。
部屋紹介(デラックスツイン 35㎡)
ホテルの9階から19階がデラックスフロア、部屋は17階のデラックスツインの35㎡と広々とはしていませんが、二人なら十分ゆったり過ごせる広さかなと思います。
駅が目の前ということもあり、新幹線が通るのを部屋から見られました。
ゴトン、ゴトンと、ほんの僅かではありますが、走行音も聞こえてきます。
白を基調とした室内で、天井の高さがゆったりとした空間を感じさせてくれます。
ベッドは、当然ながら快適な眠りを追求したシェラトンオリジナルベッド「シェラトン・シグネチャー・スリープ・エクスペリエンス」を使用しています。
ツインベッドを良く見ると、通常ベッドとベッドの間にテーブルがあるのですが無い!ベッドをくっつけて、ベッドを広く使いたいときに便利なレイアウトです。
ベッドの向かい側には、なぜか執務エリアのようなおしゃれなガラスのテーブルと人間工学に基づいた高級そうなチェア。
右後ろに丸テーブルとひとり掛けのソファがあります。
そして、37インチのフラットテレビが設置されています。
ベッドの向かい側には、なぜか執務エリアのようなおしゃれなガラスのテーブルと人間工学に基づいた高級そうなチェア。
右後ろに丸テーブルとひとり掛けのソファがあります。
そして、37インチのフラットテレビが設置されています。
中央には、コーヒー、緑茶のティーバック、グラス、コーヒーカップ、湯飲み茶碗が揃っていました。そして、浴衣も用意されていました。
お茶受けには、おそらく販売もされている抹茶色の焼き菓子が、支配人のメッセージと共に。
バスルーム
バスルームは、バスタブとシャワーが一体化されたスペースになっています。
シャワー周りが、洗い場になるので使い勝手が良かったです。
白いタイルで清潔感があり雰囲気は良いのですが、残念なのはバスタブがさほど深くはありませんので、大柄な人だと、バスタブにゆったり浸かるというわけにはいかないも知れません。
バスルームの向かい側が、大理石風の洗面台となっていて、アメニティもシェラトンオリジナルが揃っていました。
無料のミネラルウォーターも洗面台に置かれています。
洗面台の横の扉を開けると、見るからにシンプルこの上ないすっきりとした、トイレスペースがあります。
ホテル内レストラン情報
ホテルには、2店舗のレストランがあり、その一つが日本料理「雅庭(みやびてい)」。
広島産の山の幸や海の幸を食材に寿司や鉄板焼き、懐石料理を満喫できます。
店内は、温もりのある木の質感を活かした「和」の内装が施され、落ち着きある雰囲気で食事を堪能することができます。
もうひとつが、ブッフェレストランの「ブリッジ 」です。
こちらも、広島の旬の素材を中心にした料理、スイーツなどをライブキッチン形式のブッフェで満喫できるレストランです。朝食、ランチ、ディナーと、オールデイで食事を楽しめます。
朝食は「ブリッジ」で、広島ならではの食材を満喫!!
朝食会場の「ブリッジ」は、とくに広いわけではありませんが、とにかくメニューがホテルとしては目新しいものが多く、ワクワクしてしまいました。
そして、一番のときめきは、このオレンジジュースマシーンです。
このマシーンはスペインを訪れたときに、スーパーマーケットで目撃し、オレンジを購入して絞ってもらった記憶があり、そのマシーンがここにあるではないですか!
しかも、スタッフがオレンジをどんどんと絞って、それをデカンタやポットに入れています。朝から、フレッシュなオレンジジュースが楽しめそうと心躍りました。
それでは、目新しかったと感じたメニューを写真と共にご紹介していきましょう。
キヌアサラダと、ドレッシング類がホテルオリジナルの自家製なのです。
とくに、「安芸の島の実レモンオイル」には、はじめてお目にかかりました。
エッグステーションのライブキッチンでは、オーダーすると広島産の牡蠣を使用したオリジナルオムレツを、シェフが作ってくれました。
そして、「穴子のちくわ」に「穴子の炊き込みご飯」も目新しかった逸品です。
広島に訪れたのが初めてというのもありますが、ここまで目新しいメニューの朝食に出会うと、朝からテンション上がりっぱなしでした。その他にも、気になったメニューやその豊富なブッフェの数々をご紹介していきます。
まずは、このサラダの充実度、見逃せませんでした。
パンは、かなりの種類がありました。また、チーズもスモーク、チェダー、サムソーなどが置いてあり、特にサムソーチーズは、バターのようなほのかな甘みがあって、気に入りました。
チーズの隣が、左から順にスチームチキンサラダ、ビアサラミ、モルデラッタなどのコールドミート類も、風味豊かで美味でした。
多少定番イメージはありますが、モーニングカレーやパジルクリームのパスタ、バターライス、ポークソーセージ、かぼちゃ、スクランブルエッグもおいしそうな雰囲気。
焼き魚に、お粥のセット、ご飯のお供も数々ありました。
コチラが、
本日のチョイスでした。
スパ&フィットネス(8階)
ホテルにはジムとプールやサウナの設備があり、無料もしくは有料で利用できます。
ジムは無料、ジャグジーもあるプールが1,650円、サウナが550円です。
サウナは、ドライとミストの2種類、当然水風呂も用意されています。
ジムには、ヨーロッパ最大のフィットネス・マシンメーカーの「テクノジム」が導入されており、プールは、自然光の差し込むきれいな室内プールです。
まとめ
今回宿泊した「シェラトングランドホテル広島」は、広島駅直結という観光の移動を考えると、素晴らしいロケーションにあるホテルです。
また、空港へ移動するバスターミナルが、ホテルのある北口なのも便利ですね。
繁華街へは、南口から出ている路面電車に乗ると、旅の風情を感じながら繁華街や主な観光施設へと移動できます。
今回は、デラックスツインの客室に泊まりましたが、使い勝手が良く快適に過ごす事が出来ました。
洗面台があるエリアが部屋と仕切りが無いのは斬新ですが、利用するときに水の羽飛びを気にしたりしてしまい、使い勝手がイマイチな気がしました。
ホテル自体は、全体的に洗練されたイメージで整っているだけでなく、質の高いサービスも良い印象でした。
コスパ太(コスパタ)ブログでは、コスパ重視の旅をモットーにしていますので、コスパが良いなぁ~と感じたことをレポートしています。
今回は、お部屋利用が「旅行支援」を受けられなかったことは、コスパ反映にはなりませんでしたが、それなりにコスパがいいなと感じたことも。
それは、クラブラウンジのハッピーアワーの長さや景色の良さ、朝食も広島産の食材とメニューが充実していたので、宿泊料金から考えますとコスパが良いと思います。
今回の宿泊コスパ収支:
コスパタブログの旅は、いつも妻と2人での旅行なのですが、今回の滞在は2泊なので、18,900円+23,400円の合計42,300円でした。
旅行支援を受けられていれば、2割の8,460円が値引きされ、尚且つクーポンが8000円分ついていたので、2名2泊で25,840円という驚異的なコスパだったのですが、それを受けられなかったのが・・・残念でした。
しかし、施設やスタッフが素晴らしく良かったので、42,300円でも十分にコスパが良いと実感することができて満足しています。