2023年5月に「ロイヤルハワイアンホテル」に宿泊しました。
「ロイヤルハワイアンホテル」は、「ピンクパレス」という愛称でも知られるこのホテルが開業しました。設計はアメリカの著名な建築家、ウィリアム・カッス・ウィルソンによるもので、スペイン・ムーア様式が特徴です。1927年に開業した5つ星の名門ホテルです。
開業当初から、ロイヤルハワイアンホテルは豪華なリゾートとして多くの著名人や上流階級の人々を惹きつけました。特に、アメリカ本土からの旅行者にとっては、リゾート地の象徴的存在となりました。
ホテルの車止めは、ホテルの豪華な装飾スタイルや歴史的な美しさを反映しており、特にムーア様式のアーキテクチャに合わせてデザインされています。
その独特のデザインと歴史的な価値から、観光名所としても知られており、車止めのデザインもその一環としてホテルの外観に寄与しています。
ホテルのエントランスは、スペイン・ムーア様式の影響を受けたデザインで知られています。特徴的なアーチ型の入り口や、装飾的なタイル、細工の施されたアイアンワークなどが施されています。
ホテル全体の象徴的なピンク色の外観が、エントランスにも反映されています。特にピンクの外壁と、モダンな装飾との調和が美しいです。
ホテルの中庭は広々としており、開放的な空間が特徴です。中庭にはトロピカルな植物が豊富に配置されており、リゾートの自然と調和したデザインが施されています。
ロイヤルハワイアンホテルのエントランスと中庭は、その美しいデザインと歴史的な価値から、多くの訪問者に深い印象を与えるエリアです。エントランスではホテルのラグジュアリーな雰囲気を感じることができ、中庭ではリゾートの自然美とリラックスできる空間を楽しむことができます。
ホテルまでのアクセスと立地
ホテルは、ワイキキ中心にあり、ワイキキビーチ沿いにあります。ダニエル・K・イノウエ国際空港から車で、約30分の場所にあります。
ホテルはワイキキの中心で、ロイワルハワイアンセターのすぐ隣にあることから、どこへ行くのも歩いていける立地であるとも言えます。オプショナルツアーのお迎えはもちろん、トロリーやバスの停留所も近くにありますので、多少の遠出も全く問題ありません。
お部屋は、ヒストリック・ガーデン・ダブル
今回ロイヤルハワイアンホテルを選んだ理由は、もちろんマリオットボンヴォイのプラチナ会員ということもありますが、2日目以降のヒルトンタイムシェアに宿泊するにあたって、飛行機到着の朝9時すぎより、16時チェックインまでの時間を有意義に過ごしたいという理由でこちらのホテルを選びました。10時にホテルに到着し、アーリーチェックインをお願いすると快く受けていただき、翌日のレイトチェックアウトも13時までの滞在を許されました。チェックイン難民になりがちなハワイで、このサービスは正直とてもありがたかったです。
部屋ランク:低い順(安い順)
・ヒストリックルームキング / ダブル
・ヒストリックガーデンキング / ダブル ← 今回のお部屋
・ヒストックオーシャンキング / ダブル
・ヒストリックガーデンジュニアスイート
・ヒストリックオーシャンデラックス
・デラックスオーシャンフロントキング / ダブル
・ヒストリックガーデンスイート
・マイラニタワーオーシャンキング / ダブル
・マイラニプレミアオーシャンキング / ダブル
マイラニオーシャンコーナー
マイラニファミリーロフトスイート
ヒストリックオーシャンスイート
マイラニタワーオーシャンスイート
今回アサインされたヒストリックガーデンダブルは、中庭を眺めるラナイのないタイプのお部屋でした。ロイヤルハワイアンのアップグレードは渋いとはある程度知っていたものの、1泊ということもあり、さほどアップグレードに期待は持っていませんでしたが、最低のヒストリックルームキングの予約から1ランクのみのアップと、かなり微妙な感じでした。
ヒストリックガーデンダブルは30平米ほどあり、庭園を望む美しいガーデンビューで緑豊かな景色が特徴です。
インテリアはピンクやクリーム色を基調としたエレガントで落ち着いたデザイン。歴史的な建物の特徴を生かしつつ、快適さを追求したインテリアが施されています。
シッティング・エリア、42インチTV、目覚まし時計、ボーズ社のステレオ、高速インターネット、ワークデスク、ノートパソコン収容可能な室内金庫、マリエオーガニクスのバス・アメニティがバスルームが完備されています。
ホテルHPには『かつてハワイ王族のプレイグラウンド(静養地)であったヘルモア、現在は静かな時を刻むココナッツ グローブ ガーデンを見渡していただけます』との説明がありました。
レストランのサーフラナイ、マイタイバー、ロイワルハワイアンベーカリーの営業時間やルアウショーなどの案内が日本語で書かれています。ビーチチェアの予約などはQRコード読み込みでより簡単にできそうです。
カルチャーアクティビティカレンダーを見ると毎日3~4つのアクティビティが行われているようです。ヨガの時間が合えば参加したかったのですが、今回は日程は合わず、残念。
湯沸かしポットと故障して使えないコーヒーメーカーがありました。1泊なのであえてフロントに指摘もしませんでしたが、マリオット系列にしては、ずいぶんとお粗末な感じです。
歴史がある。それはすなわち古いということ。適度にリフォームされていればよいのですが、そこまでリフォームに手をかけておらず、マリオット系列ということと、それなりの宿泊費。これらを考慮するともう少し頑張っていただきたいと思ってしまうお部屋品質です。
歯ブラシのないホテルも多いですが、ロイヤルハワイアンホテルは歯ブラシが備えてあります。ほかにもロイヤルハワイアンホテルと書かれたオリジナルパッケージのアメニティもあります。
LATHERのシャンプー、コンディショナー、ボディソープです。LATHERの製品は、合成着色料や香料を使用しておらず、自然由来の成分を使用しているそうで、植物エキスやエッセンシャルオイルが主成分として使用されており、頭皮や髪、肌に優しい処方が特徴です。
MALEの石鹸です。MALEは、合成添加物や刺激の強い化学成分を使用せず、自然由来の植物オイルやバターを主成分としています。
ココアバターやシアバターなどの保湿成分が配合されているため、肌を洗い上げた後も乾燥しにくく、しっとりとした仕上がりを保ちます。職人の手によって丁寧に作られており、品質管理が徹底されています。伝統的な製法を用いて作られていることが多く、石鹸そのもののデザインや質感も高級感があります。
ホテルから出たら、そこはワイキキビーチ
ロイヤルハワイアンホテルの立地はロイヤルハワイアンセンターも近く、カラカウア通りもすぐ。それに加えてビーチがすぐ目の前。オンザビーチというホテルは、ワイキキでも数える程度しかありません。
ホテルの背後に広がるワイキキビーチは、黄金色に輝く砂と、穏やかに寄せては返す青い波が織りなす、自然の芸術作品のようです。
ビーチに一歩足を踏み入れると、きめ細かな砂が足元を包み込み、まるで自然がそっと歓迎してくれているかのようです。そして、目の前に広がる太平洋の青さは、日常の喧騒から解放され、心の奥底からリフレッシュできる静寂と安らぎをもたらしてくれます。
カナハモク像のあるエリアとは違い、人が少なく、プライベーチビーチ感のあるビーチです。
水平線や夕日を眺めながら過ごすひとときは、心に深く刻まれる特別な思い出となるでしょう。
ロイヤルハワイアンホテルのプールは、コンパクトでシンプルなプールです。ビーチベッドも空きがないことが多いでしょう。
そんな時は隣のシェラトンのプールを利用できます。インフィニティプールは入れませんが、ウォータースライダーのあるシェラトンのプールは大人で楽しめます。..
ホテルスタッフの行き届いたサービスもまた、このプールエリアを特別なものにしています。プールサイドでの読書やリラックスタイムをさらに充実させるために、ホテル特製のタオルやピンクのパラソルが用意されており、その細やかな配慮が一流のリゾートならではの贅沢を感じさせます。
「ロイワルハワイアンベーカリー」のパンを食す
ピンクの箱のマドレーヌもお土産に大人気
このカフェは午前のみ(6:00~12:00)の営業なので、時間には要注意!
オープンエアの開放的な場所にあるので、ロイヤルハワイアンホテルの中庭の緑を見ながら心地よい朝食を楽しめます。
マリオットヴォンヴォイ エリート特典として無料で3つのパンを選ぶことができました。
1つ4~6ドルほどします。6ドルのパンを3つもいただいちゃいました!
ロイヤルハワイアンベーカリーでのお土産は、ただの食べ物ではなく、ハワイの文化や歴史、そしてロイヤルハワイアンホテルのエレガンスを象徴するものばかりです。どのお土産も、特別なひとときを感じさせる逸品であり、贈る相手にもその特別な思いを伝えることができるでしょう。
朝食が提供される「サーフラナイ(Surf Lanai)」
朝食が提供される「サーフラナイ(Surf Lanai)」は、ワイキキビーチに面したオープンエアのダイニングエリアで、朝の光が差し込むとともに、目の前に広がる美しいビーチと青い海を眺めながら食事を楽しむことができます。海風が心地よく吹き抜けるこの場所では、まるでハワイの自然と一体化しているかのような感覚を味わえます。
メイン看板を見てください。
ここはサーフラナイです。AZUREが目立ちすぎて、”surf lanai”は文字が小さく見ずらいです。
なんて分かりにくいんでしょう。夜はAZURE。朝はサーフラナイ。なぜ名前を変えるんでしょう?
ちなみにサーフラナイの営業時間は午前6時~午前10時30分 AZUREの営業時間は午後5時30分~午後20時30分
絶景の中での絶望・・・
一番で通された席はビーチ沿いのダイヤモンドヘッド側でした。ここで朝食を食べれるなんて最高だ!そう思わない人はいないと言い切れる景色です。
マリオットボンヴォイのプラチナ特典として数々の朝食を無料で食べてきましたが、ここロイヤルハワイアンホテルの朝食はコンチネンタル…。
その意味は軽めの朝食です。
先にオレンジジュースとコーヒーを持ってきてもらいました。
こちらがコンチネンタルブレックファスト
小さいパン2つとカットフルーツ、シリアルとヨーグルト
これはまさに、絶景の中での絶望…
あまりの絶望感に、有料でもいいからパンケーキ食べよう!となりまして…
注文表を見直し、よく見聞きする『PINK PALECE PANCAKES』$20を追加しました。
小ぶりながらも、2人で食べるにはとりあえず満足!
まとめ
ロイヤルハワイアンホテルでの滞在は、思い出深い体験でした。ロイヤルハワイアンホテルは単なる宿泊施設ではなく、ハワイの豊かな歴史と文化を感じながら、心地よい贅沢さを味わえる特別な場所です。
まず、ホテルに到着した瞬間から、目の前に広がる美しいピンク色の建物に心を奪われました。その独特の色合いと優雅なデザインは、まさに「ピンクパレス」と呼ばれるにふさわしいもので、敷地内を歩くだけでワクワクするような気持ちになりました。
また、ホテル内の各施設も素晴らしかったです。朝食を楽しんだ「サーフラナイ」では、目の前に広がる美しいワイキキビーチを眺めながら、ピンクのパンケーキを堪能しました。その後、となりのシェラトンホテルのプールでのんびり過ごしたり、贅沢な時間を満喫しました。
特に印象的だったのは、ホテル全体から感じられるハワイの伝統と優雅さの融合です。歴史的な建物でありながら、モダンな快適さも兼ね備えており、その絶妙なバランスが本当に素晴らしいと思いました。また、ホテル内にあるロイヤルハワイアンベーカリーで購入したスイーツやパンは、お土産としても喜ばれ、ホテルでの思い出を家族や友人と共有することができました。
ロイヤルハワイアンホテルでの滞在は、まさに一生に一度の特別な体験でした。ハワイの自然と文化、そしてホテルの優雅さが織りなすこの場所は、訪れる人々に忘れられない思い出を与えてくれます。いつかまた、この場所に戻ってきたいという気持ちでいっぱいです。